人間の体には弱いところを治していこうとする働きがあり、その為血液が集まってきて必要なものを運んできます。この集まった血液が動かなくなり、充血して炎症を起こし痛みや熱を発生するのです。これは、打撲と同じような状態です。
関節の痛みや内臓の痛みは、体の内側で起こっているので目には見えない状態であり、分かりづらいかもしれません。
例えば、お酒やタバコ、ストレス、睡眠不足などで内臓が弱り、これを守るために血液が集まり渋滞することによって炎症を起こします。これが胃で起こっていれば胃炎となり、肝臓で起こっていれば肝炎、又、関節で起こっていれば関節炎となります。これらを改善していくためには、症状にあった治療をしなくてはなりません.。
痛みは電気信号です。発痛物質が知覚神経の先端に痛みを感知するセンサー【侵害受容器】があり それが熱や寒冷、損傷するような刺激、体の中でつくられる発痛物質からの刺激によりインパルス(電気的刺激に転換)が発生して →神経伝導路(求心性神経)→中枢(脳、脊髄)へ伝わり痛みとして感じる。
神経線維は(電線)が傷んでいても電流が流れなければい痛みを感じません。電流を生じるにはエネルギーが必要です。外力がエネルギーとなるのは外傷初期の鋭い痛みです。病態時の痛みは情動(心の動き:交感神経の緊張)がエネルギーとなります。
どんな痛み?
痛みには鋭い痛みや鈍痛、間欠的なものと持続的なもの、ズキズキする痛みから一定したものまでいろいろあります中にはうまく説明できないような痛みもあります。また1カ所の場合もあれば広い範囲に及ぶものもあり、強さもわずかなものから耐えられないものまでさまざまです。
痛みの受け止め方も人によって驚くほど異なります。小さな切り傷や打ち身の痛みでも耐えられない人がいるかと思えば、大きな事故や刃物の刺し傷でもほとんど痛みを訴えない人もいます。痛みに耐える力はその人の気分や性格、状況などによって変わってきます。スポーツ選手などはひどい打撲を受けても試合中は興奮していて気づかず、試合が終わった後、特に負けたときにひどく痛んだりするものです。年齢によっても痛みの感じ方は変わります。年をとるにしたがってあまり痛みを訴えなくなるのは老化により痛覚が鈍くなるからだといわれています。一方、単に高齢者は若い人より我慢強いだけかもしれません。
関節と痛みについて…
関節が痛い(軟骨が減っている、変形している)といっても軟骨や骨には知覚神経がありませんから、そこが痛みの発信地となることはありません。ほとんどは、関接周囲の筋、腱、靭帯などが痛みの発信地となります。たとえていえば、『間接こり』とでもいいましょうか。関節を支えるこれらの部分が『こる』というわけです。その他、関節粘膜が痛みの発信地となっていることもあります。この場合においては、粘膜の炎症が起きているので、炎症性の浸出液(関節の水)がたまることがあります。炎症のおきるメカニズムはわかっていませんが、そのきっかっけはストレスが影響していることも考えられます。
痛みに対して過剰に不安や恐怖を抱きすぎると更に痛みに敏感になって、実際の痛み以上に痛みの感覚が過剰に痛みを感じることになってしまいます。
治療は『治すぞ!』という患者さんの気持ちが一番大切です。私たち施術者と患者さんの二人三脚により治療を行ないます。不安はあると思いますが患者さんの不安は私たちが抱えます。不安にならずにご自身のできることを行なってください。つまり生活の改善、養生ということです。そして何よりも患者さんご本人の治すぞという気力が必要であり、私たちはそのお手伝いを全力でいたします。